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玉島JCコンテンツ

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■和 【無形の力】

玉島青年会議所が創設された時代は、感情は豊かに、人と人との繋がりから活力が生まれ、次々に新しいビジネスや、文化が生まれる時代でありました。時代は駆け巡りインターネットの普及によって、今や「言葉で表せる知識」は、身近なスマートフォンなどで、誰でも瞬時に答えを入手できるようになりました。それゆえに「言葉で表せる知識」が価値を失っていくことと相対的に、価値を高めていくのが「言葉で表せない知恵」であります。その知恵を「経験」を通じて積み重ねていくこと。いわゆる「知恵の修得」が生涯に渡って重要であると思います。そして、その「知恵の修得法」が、青年会議所に存在していることに私は気付きました。 私は2010年に入会して以来、多くの人脈を作ることが出来ました。そして、多くの経験・体験からなる知恵を得られました。青年会議所には、様々な教育プログラムも組み込まれています。しかし、どんな学びがあるのかは、表面的に表現されているものだけが全てということではありません。それは、学びの機会を提供する側も同じメンバーだからであり、与える側と与えられる側の双方が一方通行ともみられる関係性から、時に入れ替わるからだと思います。それを理解した上で、共に相手の気持ちを慮ることで、価値ある空間へと変貌します。つまり、自分の心掛け次第で日々の生活が充実した毎日に、劇的に変化する機会を与えてくれるのが、青年会議所の魅力だということです。 「和を以って貴しと為す」この言葉はあまりにも有名ですが、「和」の精神とは、体裁だけ取り繕ったものではなく、相手にも自分自身にも正直に、意見の相違があればお互いにそれをぶつけ合い、理解し分かち合うということが本質ではないでしょうか。そして、自分の意見や想いを、相手に伝わる発信力を持って、積み重ねた議論は、やがて本質を見つけ出し、組織としての源「力」となります。この「力」こそが、このまちに必要とされる、周りの人を惹きつけるリーダーを育てる為に必要な事だと私は考えています。それには、仕事に限らず、家庭や日常生活での人間関係を円滑にさせる、人と「調和」することを学ぶことが重要です。例えば、強いこだわりがある人は、揺るぎない人だとも言えますが、見方を変えると、「人に合わせたらブレてしまう恐れを抱いている人」とも言えます。もっと芯の部分で一貫したものを持ち、柔軟に周りとも合わせられるようになれば、より自分の世界も広がります。人は一人では出来ることも限られています。共に認め合い支え合うという関係性を認識することが大切です。 「Spiral up」これはプロセスのことを指します。未来の自身のあるべき姿を設定し、そこに向かう為に、目的意識を持って過去の行動を見つめ直し、修正と方向性を確かめながらブラッシュアップを繰り返すことで、徐々に行動の質が高まり、常に加速しながら螺旋状に回転しながら上昇します。それを踏まえて、「和」の精神をもって夢を語らう場所と時間を創り、家庭のこと、会社のこと、そして、まちの未来と真剣に向き合う事が自らを成長させ、いつしか周りをも巻き込む強いリーダーシップと情熱を持った人財が形成されます。だからこそ、我々は、奉仕・修練・友情の三信条のもと、青年らしくチャレンジすること。結果を出す事に執着せず、結果の裏側にあるプロセスを重視することに意義があり、情熱を持って実行することで自然と結果もついてきます。 「the future」これまで先輩諸兄の志は玉島青年会議所の63年間に多くのJAYCEEを輩出していただいたことにより、まちと強い結びつきで繋がり成長してきました。そして、先輩諸兄のご活躍でまちは豊かな社会に向け持続的に発展をしています。この功績は先輩諸兄の熱き志で、素晴らしい運動が展開されてきた賜物であります。この何事にも代え難い財産とは「力」であり、過去より紡ぎ、託された襷です。それこそが、青年会議所に存在する「知恵の修得法」だったのです。 私たちは、この「知恵の修得法」を「和」の精神性を持って体得し、子ども達やまちの未来の為に夢を「力」あるかたちに変えて行かなければなりません。

【組織の在り方】

「当たり前を当たり前にする」易しいようですが最も難しいことであり、まさにプロフェッショナルと変換できる言葉です。これを長年に渡り積み重ね、歴史を築き上げてきたのが青年会議所です。その本質とは、青年会議所はその名の通り会議をする団体であります。同じ志を持った青年が集い、喧々諤々と議論を重ねる中で、合意形成が成され、組織として行動を興し目的を達成して行きます。それは、会議というプロセスを通して、その事業目的のあり方、コンセンサスのとり方、リーダシップ・フォロアーシップのあり方、プランの立て方、実施プログラムの検討などが挙げられます。 ここで得た知恵は、青年会議所以外での場所でも活かすことが出来ます。しかしながら、会議の目的を理解していなければ、形骸化してしまいます。「当たり前を当たり前にする」この本質をしっかりと理解し、学べる喜びと感謝を忘れずに行動することが大切です。 そのために、勇気を持って己の気概に裏付けされた行動を示しましょう。相手に自分の想いと熱意を一生懸命に発信すると共に、相手の意見にも真摯に向き合えば、相互理解を深め、やがて大きな和となり広がって行きます。その時、「和」の可能性を実感するでしょう。

【地域との交流】 私は委員長時代に対外事業として絵画コンクールを企画しました。その事業は、メンバーはもちろんのこと、行政や企業など沢山の方々に協力していただき、おかげで地域に小さくもインパクトを起こせたと思っています。この事業を通じて、今までの人生で出会うことのない方々に地域の事や教育について話を聞く機会や、自分の想いを伝えることが出来ました。それは、今まででの人生では味わえない貴重な「経験」でした。また、先輩諸兄が過去に築き上げてこられた事業を参考にすることや、全国の青年会議所にも目を向け、我々の活動エリアの実情にマッチするアイデアを探すなどしてきたことは、青年会議所に入会したからこそ出来たことです。そして、委員長という担いをいただいたことで、明るい豊かな社会とはどういうことなのか、さらに、どう実現すれば良いのか、について真剣に考える機会となり、今までの地域に対する見方を根底から変えてくれました。青年会議所に入会したからには地域と向き合ってはどうでしょうか。仕事と家庭を往復する毎日では、人生という時間をただ漠然と消費しているだけになってしまいます。一度しかない人生だからこそ付加価値を付けるため色々な人に会い、知識を吸収しましょう。そうする事で、あなたが工夫を凝らす思考を日常から意識することが出来たならば、応援してくれる味方が増えるはずです。 まちの発展の一躍を担うのは、あるいは衰退を食い止めるのは、自分でなくとも誰かがやってくれるかもしれません。しかし、歴史ある玉島青年会議所だから出来るまちづくりはあると思います。例えば、地域で活躍している他団体や企業と連携することで可能性は広がり、ムーブメントを引き起こすことも可能です。ただし、地域が求める事が、JCのやるべき事かもしれませんが、それが全てでも無いと考えています。JCだから出来る運動、JCしか出来ない運動、それは、世界規模で活動するJCだから可能であり、JCは自他を変革できる能動者であるために、この議論を無くして運動はありえません。

【人財を発信】 JCは何が誇れるのか、JCだから味わえる可能性とは、その答えを探していく中で、見つけ出した答えがあります。それはJCとは団体という形ではありますが、個人の集まりなのだということです。入会してくれたメンバーは、個性のあるメンバーの活き活きとした表情に魅力を感じたと言ってくれました。それこそが、青年会議所が会員拡大に取り組むべき姿勢ではないでしょうか。つまり、自分自身の魅力を分析し、JC活動を通じて、より磨かれ、自信に溢れた人材となれば、自然と周りにはJCが魅力的に見えてくるのだと思います。私は会員拡大でJCを伝えることは、魅力あるメンバーを発信する作業と考えます。 次にJCがどんな成長をする機会があるかということです。人は何かしら将来に不安を持っています。そして、どう解決したら良いのか判らなければ、時間も無い中で、不安という答えの無い課題に葛藤しています。それを解決するには、JCを問わず生涯に渡って自分を磨き続けることが必要です。しかしながら、それには時間とビジョンが必要であり、単年で考えられるほど、単純なものではなく、長期的なスパンで時間を創ることで自己成長が達成されます。JCは「青年の学び舎」と言われるように、成長する機会を明確にすることで、メンバー自身もJCの価値を再認識することになります。 会員拡大の目的は、JCの規模を拡大するためではなく、周囲にインパクトを与える人財を世に輩出することが、JCが会員拡大を行う真の目的であると信じています。それが、地域や企業がJCに求めている事であり、単純にメンバーを増やすことばかりを狙うのは目先の成果でしかなく、いかに若いメンバーに入会してもらい、長期的なスパンで自己成長を果たし、活躍してもらうかであります。それでしか、会員拡大の真の目的は達成されません。その為に、JCに入会した瞬間から一日でも早く一人前のJAYCEEになってもらう必要があります。すなわち、会員の増加と会員の強化は組織形成の両輪と考え「会員=JAYCEE」、「拡大=地域へ輩出」へと変換出来ます。

■Spiral up to the future【先にあるもの】

2020年は令和という新しい時代の幕開けを飾る出来事として1964年以来となる東京オリンピックは、世界から日本に注目と期待が集まります。その大会の基本コンセプトの一つに 「未来への継承」東京1964大会は、日本を大きく変え、世界を強く意識する契機になるとともに、高度成長の弾みとなった大会。東京2020大会は、成熟国家となった日本が、今度は世界にポジティブな変革を促し、それらをレガシーとして未来へ継承していく。 とあります。玉島青年会議所も本年度は岡山ブロック協議会へ19年ぶりに会長を輩出します。その意義は、オリンピック同様に未来への継承であります。このまたとない機会に携われ、苦楽という壁を越えた先に自分自身にポジティブチェンジが生まれ、日本青年会議所やJCIに興味を持つようになれば、将来の玉島青年会議所やまちの未来がより明るく豊かになります。それでこそ岡山ブロック協議会に会長を輩出した意義が達成されます。また、その意義は2021年度の玉島青年会議所 創立65周年に向けて先輩諸兄が築きあげていただいた志を再確認する大切な時期となります。そして、青年会議所のネットワークは全国津々浦々に広がる地域に根差した運動を通じて、明るい豊かな社会の実現を目指し、常に奉仕・修練・友情の三信条を大切にして行動しています。その三信条が創始より受け継がれているからこそ、人脈形成において、縦軸(特別会員)にも横軸(全国の同世代)にも広がります。さらに、これからも新しい仲間や後輩など限りなく広がり続けます。玉島青年会議所にも先輩諸兄との交流には新春会以外にもゴルフ(じゃがいも大会)、野球、サッカー等沢山あります。この繋がりをもたらしてくれる機会こそ、何事にも代え難い財産であります。志を持ち、織物のように縦糸と横糸で織りなす人生はより豊かなものになります。 人は誰かのためなら本気になれます。そして、誰かのために目の前にそびえ立つ壁も懸命に越えようとします。その姿を見た周りも、その人のために出来ることは何かと考えるようになります。 あなたの可能性を引き出すのは、あなたでしかありません。周りはきっかけでしかありません。どんなことにも積極的にチャレンジしていきましょう。そこから見える景色を背景に、今までの自分を見つめてみましょう。出来ない事と目を背けてきた今までには気付けなかった新たな発見があるはずです。 青年会議所は40歳までの多種多様な異なる職種を持った、このまちに住む、個性を持ったメンバーの集まりです。この個々のメンバーが同じ志を持ち集えば、一度結束すると、簡単には解けない強い絆で結ばれた真の仲間となります。そんな、調和の「和」のスパイスが加わった組織は、それぞれがそれぞれの役目を果たし責任を完遂する強い組織です。それが「和」から生まれる無形の「力」なのです。 共に子ども達やまちの未来のために夢を「力」あるかたちに変えて行きましょう。

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