研究会概要

About

会長挨拶

神崎 浩おかやまバイオアクティブ研究会会長
神崎 浩

平成23年6月に辻 英明前会長(現 岡山県立大学学長)から3代目の会長を引き継いでおります。本会は初代会長 山本 格先生(現 岡山大学名誉教授)が平成9年5月に設立された,岡山県生理活性物質研究会を前身とし,平成19年3月末に活動を停止したバイオアクティブおかやまの財産を吸収し設立されました。前研究会が行なってきた大学教員・学生を中心とした学術的かつ教育的な活動とバイオアクティブおかやまが行なってきた岡山県下のバイオ産業育成と機能性食品の開発を融合させる事を目標としています。主な活動としては,年2回のシンポジウム(学生プレゼンテーションを同時に行い,表彰を実施)開催,研究室訪問,見学会,会誌発行が挙げられます。

シンポジウムは,平成28年度に記念の50回を開催し,会誌も平成29年度に記念の30号を発刊する予定で,これまでのバックナンバーを全てHPにアップしております。会員でない皆様にぜひ一読いただき,活動の一端を知っていただくと同時に,本研究会への加入をしていただきたいと思っております。

私が会長にならせていただいた時の会誌(第25号)の巻頭言として【産学官共同研究の極意とは –Mutual Respect考−】を書かせていただいていますが,一部抜粋修正して再度掲載させてもらいます。

学生時代に私の恩師から「産学共同研究の極意とは Mutual Interest ではなくMutual Respectを大切にすることである」と常々言われてきました。大学教員となり,その立場で【産】の研究者・経営者や【官】の自治体・農政局などの職員の方とお会いする機会が増えると,【産】にも研究者と経営者ではかなり立場や考え方が違うこと,【官】でも研究職と行政職でかなり立場や考え方が違う事が良くわかるようになりました。大学教員は少なからず研究者ですから,経営や行政の立場について理解が不足して産学官連携がうまくいっていないような例があるように思っております。しかし,Mutual Respectの精神,すなわち相手の立場を考えるとちょっとした事から歯車が噛み合いプロジェクトが前進する例があることも経験してきました。本研究会が関係する企業はほとんどが中小企業の方であるため,そこには研究オンリーの方は非常に少ないと思われます。そのような方々と大学教員が共同研究を推し進めていく為にはお互いの立場を理解して行なう事が大切と考えており,本研究会がその潤滑剤の役割を果たしていきたいと考えています。

目的

おかやまバイオアクティブ研究会は、岡山県下の大学および公的研究機関における研究者ならびに企業が会員として参加し、生理活性およびそれに関連する物質に関する研鑽や情報交換および人的交流などを行い、岡山県下の食品・医療品関連技術および産業の発展に寄与することを目的としています。

活動内容

生理活性に関するセミナーおよびシンポジウム等の開催

大学等の研究シーズや企業における開発事例などのシンポジウムを定期的に開催します。
最近は、参加研究者の所属する大学を会場として持ち回り開催し、一般市民の方々にも広く公開しています。

生理活性に関する共同研究の推進

経済産業省、農林水産省、文部科学省などの提案公募型事業や岡山県の補助事業等への技術開発の提案をコーディネートし支援します。
産・学・官のパートナーが必要な場合は斡旋します。

会員に対する生理活性に関する技術・開発に係わる相談の実施

大学等の研究者会員を中心に、会員の方々からの様々な技術相談に対応するための専門委員会を組織しています。

会員相互の交流・情報交換

シンポジウムなどの開催時に懇親会、各種展示コーナーなどの交流機会を設けるよう努めます。

その他

セミナー、シンポジウムの開催概要や会員紹介などを掲載した会報を年回1回発行します。
イベント開催や補助金公募事業など折々の情報は会員宛メールでお知らせします。

会則

会則ダウンロード