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ワンデーエクササイズ

「 岡山理科大学専門学校 RISEN Aチーム」最優秀賞に輝く

課題:天満屋倉敷店跡地利用の提案「人が集まる」

 平成21年11月14日(土)水島サロンにて第16回ワンデーエクササイズが開催されました。9校16チームの参加によるプレゼンによる公開審査で、審査委員長は昨年に続き引き受けていただいた小川広次氏です。
  小川氏は谷口吉生事務所で数多くの美術館を担当され、丸亀の猪熊弦一郎美術館もそのひとつになります。二年目とあって今年は小川氏の方から積極的な提案をたくさんいただきました 。
  課題地は天満屋倉敷店跡地、課題は「人が集まる」で課題敷地を利用して、街を活性化させる提案を求めました。
  本年は審査委員長の審査基準を明確にするため、審査委員長よりいただいた「提出物に表現すべきポイント」を明記しました。 @都市的な視点から敷地を捉える(問題意識の提示) Aオリジナリティ溢れる提案 Bプレゼンテーション
  事前の「課題の説明」と審査委員長の審査視点のずれを解消すべくひとつの手法となったと思われます。学生賞もこの三ポイントについて採点する方法を採用しました。この投票用紙に意見が書けるコメント欄を設けていたのですが、各校とも非常に真剣に発表チームにアドバイスする内容が書かれてあり、充実した学生賞となりました。
  最優秀賞は「町内会から始まる、町の再生」をテーマに挙げ、町内のコミュニティの再建を手がかりに新しい商店街の形を提案した岡山理科大学専門学校Aチームが獲得しました。今回のワンデーエクササイズの反省を委員会そして学校からいただいております。16年も継続すると事業も大きくなります。課題が大きすぎて学生、先生の負担が大きすぎる、コンペ方式は学生にとって良くないのではないか、今以上に参加チームが増えた場合にどう対応するか等、検討事項はたくさんあります。これも学校と一緒に取り組む「まちづくり、ひとづくり」事業として大切に育てていきたいと思います。
                  事業委員長 柴田晴夫
 

ワンデーエクササイズ写真
主催: 岡山建築設計クラブ
共催: (社)岡山県建築士会
    (社)岡山県建築士事務所協会
    (社)日本建築家協会中国支部岡山建築家の会
    (社)日本建築学会中国支部岡山支所
     NPO法人 まちづくり推進機構岡山
後援: 岡山県 、倉敷市、岡山市

最優秀賞  岡山理科大学専門学校 RISEN Aチーム

吉本桃子、伊原聡一郎、小野善行、長田真由子、志田弘美、長瀧渉
濱田圭、豆原享、山本将太

 


中国デザイン専門学校Aチーム写真

タイトル:『町内会から始まる、町の再生』

 倉敷は江戸時代、幕府の直轄地「天領」として栄えた商人の町でした。後に、この商家の一つであった大原家の尽力により、倉敷の町家の保存や景観の維持が計られ、現在の美観地区が残されてきました。倉敷の魅力は、単に昔の町並みが残されているということだけでなく、時代の移り変りと共に新しい使い方で再生され、使い続けられてきたということであると思います。伝統を大切にしながら新しいものを生み出してきた事が、倉敷らしさだと言えるでしょう。
 今回の課題地のある倉敷の中心部では、空地や空家が増加しています。これは、住民の結びつきが薄くなり、後継者が倉敷の中心部から離れてしまっている事が想像されます。倉敷の風情を残し、次の世代へ繋げるために、人々の結びつきを強くし、昔のように互いに支えあう町内コミュニティを甦らせ、愛着の持てる町づくりを始めてほしいと思いました。
  そこで、私たちは人々がこの街に住み続け、集い、憩い散策したいと思うような街にするために、町内のコミュニティの再建を手がかりに、新しい商店街の形を提案します。
 まず、課題地を、新たな町づくりの核として位置づけます。ここには町内や近隣の住民が触れ合えるようイベントの開催や、生涯学習、趣味や芸術を楽しむ「集会所」を設けます。また、家屋の修理やリフォームを行う「町並工房」や、共働き家族が安心して過ごせるよう「託児所、学童クラブ」を開設します。さらに「助産院」を設けることで妊婦らが安心して自宅で出産できる環境を作ります。これらは、町内の住民たちが中心となって運営することで、人々は安心してこの町で生活することができます。
 またこの町内のシンボルとして「ココロの蔵」を作ります。人々が生活した証となる物や、記憶、気持ちをタイムカプセルのように、ここに保管し、町の記憶として住民達の思い出を感じることができる場所を提供したいと思いました。これは、この町内で生まれ、育ち、働き、亡くなった後も、この場所に住民の記憶を残し続けることができるのです。
  一方、商店街の再生のため、商店と住居が一体となっている町家の構造から、1階を店舗とし2階を住居とする区別した構造へと作り替えます。主に1階は商業エリアとし、2階部分は地元住民を中心とした生活エリアとします。2階の住居を繋ぐデッキ通路からは地上でにぎわう商店街を感じることが出来ます。天気の良い日には、屋根の上で、お年寄りがお茶会を開いて世間話に花を咲かせます。

  住民の結びつきが強まることによって、町に愛着が生まれ、人々はこの町に住み続けるのだと思います。そして、住民自らが住民のための町づくりを行うことによって、次の世代に倉敷らしい町並みを伝えてゆく必要があるのではないでしょうか。
 町の外の人が「集まる」のではなく、一見するとわかりづらい、住民と住民の心の繋がりの「集まる」が、町の本当の魅力となり、にぎわいに繋がってゆくと考えます。
 町内のコミュニティを再生し、発展させることで、住民自らが町づくりに関わってゆく、時間がかかるのは間違いないことですが、昔ながらの町屋や文化、倉敷らしさを残しつつ、新しく、モダンな発想を加えた倉敷の町が甦ることを願っています。


中国デザイン専門学校Aチーム写真3
中国デザイン専門学校Aチーム写真4

中国デザイン専門学校Aチーム写真4
中国デザイン専門学校Aチーム写真5

ー第16回ワンデーエクササイズを終えてー
岡山理科大学専門学校 建築学科 学科長 高木 宣徳

 今年のワンデーエクササイズは、岡山市内を離れ、初の倉敷の中心市街地という課題となりました。国内有数の観光地である美観地区や、閉園となったチボリ公園、衰退を見せる商店街等、倉敷の持つ独特の歴史や、地域性などを考えるとき、難易度の高い課題であったと思われます。参加したどのチームも、倉敷をどう捉えるか思い悩んだことと想像されます。
  今回、本校の1年生が最優秀賞を受賞できたことは、今回の課題のテーマで要求された町づくりにおいて、彼らの作品のコンセプトが評価されたものであり、学生たちにとって大きな自信になったと思います。
  しかし、そのことよりももっと大きいものを彼らは得たことと思います。特に今年は、交流会の場で審査をしていただいた小川先生と学生達が、しっかり話ができた事は、たいへん有意義であったと感じました。
  学生たちにとっては、同じ課題に対して同じ建築を学ぶ他校の学生が、どのように考え、何に取組んだのかを知ることは大きな刺激となるはずです。さらに、第三者の視点から自分たちの作品の良い点や、足らないところを指摘してもらうことは、普段の教室での学習では得られない、大きな意義があると思います。まさに、ワンデーエクササイズは、建築を志す学生たちに貴重な体験の場を提供していると言えるのではないでしょうか。
  学生たちがこの貴重な体験を生かし、広い視野で建築に取組めるように、これからもワンデーエクササイズを継続していただきたいと思っています。次の世代に、建築の魅力を伝えることは、この業界に身を置く我々の使命だと考えています。

受賞作品
最優秀賞
岡山理科大学専門学校
RISEN Aチーム
受賞作品1中国支部岡山支所長賞岡山県立大学Bチーム
優秀賞
岡山理科大学専門学校
RISEN Bチーム
受賞作品2
優秀賞
中国デザイン専門学校
C-DEC A
受賞作品3
学会奨励賞
川崎医療福祉大学
B
受賞作品4

奨励賞・学生賞
川崎医療福祉大学
A

受賞作品5

奨励賞
岡山科学技術専門学校
Aチーム

 
 
 
 

岡山県立大学 岡山県立大学OPU Aチーム
岡山県立大学OPU Bチーム
ノートルダム
清心女子大学
ノートルダム
清心女子大チーム
山陽学園短期大学

山陽学園短期大学Aチーム
山陽学園短期大学Bチーム

中国デザイン専門学校 中国デザイン専門学校C-DEC A
中国デザイン専門学校C-DEC B
美作大学 美作大学Aチーム
美作大学Bチーム
岡山科学技術専門学校 岡山科学技術専門学校Aチーム
岡山科学技術専門学校Bチーム
川崎医療福祉大学 川崎医療福祉大学Aチーム
川崎医療福祉大学Bチーム
岡山理科大学

岡山理科大学チーム

岡山理科大学専門学校 RISEN Aチーム
RISEN Bチーム
内容: 1日設計コンペ   
目的: ひとづくり 1)県内建築を学ぶ学生間の交流促進
    2)学生と現役建築家との交流促進
    3)学生の一般コンペ参加促進
    4)会員自ら自己研鑚
  まちづくり 1)若い世代と岡山のまちの交流促進
    2)一般展示による市民意識の高揚
    3)課題地における地域活動の高揚
参加者: 岡山県内の建築系の大学、専門学校の学生グループ
  
実績
                                                          
課題地 最優秀賞受賞校 審査委員長
平成6年 岡山市出石町地区 岡山理科大学専門学校  
平成8年 岡山城市営駐車場地区 山陽学園短期大学
岡山科学技術専門学校
 
平成9年 岡山市柳川交差点地区 岡山科学技術専門学校 岸 和郎
平成10年 岡山市出石町地区 岡山科学技術専門学校 小嶋 一浩
平成11年 岡山市表町三丁目千日前地区 岡山県立大学 小泉 雅生
平成12年 岡山市幸町地区 岡山県立大学 古谷 誠章
平成13年 岡山市幸町(出石小)地区 岡山県立大学 高橋 寛
平成14年 岡山市鹿田地区 岡山理科大学専門学校 元倉 眞琴
平成15年 岡山市京橋地区 中国デザイン専門学校 平倉 直子
平成16年 岡山市内山下地区 中国デザイン専門学校 古市 徹雄
平成17年 岡山駅西口地区 中国デザイン専門学校 加茂 紀和子
平成18年 西大寺中心市街地地区 中国デザイン専門学校 千葉 学
平成19年 岡山市中心市街地地区(岡ビル) 中国デザイン専門学校 西沢 大良
平成20年 岡山市中心市街地地区(柳川交差点) 岡山理科大学専門学校 小川 広次
平成21年 天満屋倉敷店跡地区 岡山理科大学専門学校 小川 広次
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学校と懇談会
学校との懇談会が開催されました。

 6月13日(土)午後1時より岡山市勤労者福祉センターにて第20回学校との懇談会を開催しました。
 学校11校62名、OKC・共催者29名、学校OB3名 計93名の出席をいただき会場一杯の配置となりました。今年は岡山県、岡山市、倉敷市のご理解を得ることができ、揃って後援をいただきました。
  懇談内容の充実を図るため、ここ数年は事前に学校から懇談希望事項・質問事項等をヒアリングしています。これにOKC側の意見を加え、全体で説明、回答する項目、各テーブルに分かれて討議する項目に分けて懇談しました。
  今年は「交流」を踏まえ、1テーブル2校以上の学校からなるテーブル構成(9テーブル)としました。岡工、水工の学生も多数参加され、テーブルに同校二人だけという状況もありましたが活発に発言されていた様子で安心しました。
  議題は先日お願いした「アンケート調査の結果」に加え、「ワンデーエクササイズの検討」「新しい交流方法」「その他として、設計事務所の実情、就職の状況等」などでアンケートの結果が非常に役に立ちました。ご協力ありがとうございました。
  今回は新しい試みとして会員の設計事務所から三人の学校OBの方に参加していただきました。設計事務所の実情、設計への思い、就職について等学生には説得力のある話しが聞けるよい機会となりました。全体の反省点としてはテーブル懇談時間が1時間しかとれなかったことです。この懇談結果をまとめた資料を各学校に送り、学校からの意見を再度いただき、来年に向けて学校と一緒に歩む懇談会づくりを目指します。                        

事業委員長  柴田 晴夫

学校と懇談会写真 ○参加校
岡山県立大学
川崎医療福祉大学
美作大学
岡山理科大学
ノートルダム清心女子大学
山陽学園大学
岡山理科大学専門学校
岡山科学技術専門学校
中国デザイン専門学校
岡山県立東岡山工業高等学校
岡山県立水島工業高校

○共催者参加者
(社)岡山県建築士会
(社)岡山県建築士事務所協会
(社)日本建築家協会中国支部岡山建築家の会

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例会・講演会
 10月の例会に参加して

 平成21年10月14日(水)に朝8時から夕方5時までの間、新見市哲西町矢田字鯉ケ窪の森林にて、間伐作業を行うグループと鯉ケ窪湿原で散策するグループに分かれ二時間ほどすごしました。
 午前中は晴天で間伐するにも良い天気でした。午後は新見千屋温泉「いぶきの里」にて千屋牛御膳を食べ温泉に入り、参加された皆様にはたっぷりと癒しの時間を過ごしていただけたと思います。
 参加人数は34名で内8名が湿原散策をされました。

テーマ・交流委員長 齊藤仁昭 
10月例会に参加して写真1 10月例会に参加して写真2 10月例会に参加して写真3 10月例会に参加して写真4

定例会の概要
毎年、偶数月に定例会を行っています。6月、10月、2月には、テーマ・交流委員会によって、その年のテーマに沿った内容での勉強会を開催し、自己研鑽を積むと同時に他団体の交流を深めています。8月は納涼例会を、12月には忘年例会を親睦委員会により開催し、クラブ内の正会員、賛助会員の親睦を深め活動の基となる求心力を高めています。
定例会の概要写真1 定例会の概要写真2  定例会の概要写真2 定例会の概要写真2 
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他団体との交流〜「狂言鑑賞」


 去る3月23日(金)岡山全日空ホテルにおいて、田賀屋狂言会の皆様による「蝸牛」「千鳥」の狂言二番を
  拝見いたしました。
 日頃はなかなか拝見する機会が無い「狂言」ですが、600年前の「吉本新喜劇」は想像以上に迫力があり、 狂言の面白さ、楽しさを堪能させて頂きました。

 【蝸牛】
 山伏    田賀屋夙生 
 太郎冠者 島田洋海 
 主人    山下守之
 「蝸牛」は「かぎゅう」と読みますが、狂言のなかでは「カタツムリ」という言い方しかしません。カタツムリは、 その昔、長生きの薬になるという言い伝えがあったようです。そこで、主人が自分の祖父に長生きしてもら
  う よう、カタツムリを取ってこいと太郎冠者に命じます。例に漏れず太郎冠者はカタツムリを知りません。
  「頭が 黒く」「腰に貝を付け」「時折、角(つの)を出すもの」「藪には必ず居る」と教えられ、村はずれの藪
  に向かい ます。藪の中で寝ている山伏を見ますとなるほど、教えられたような風体です。すっかりカタツ
  ムリと間違ってしまいます。今もかわらぬ取り違え物語です。間違いを主人に叱られるのですが、リズム
  に乗った囃子物(はやしもの)の面白さに三人とも浮かれて終わるという、何とも不思議な狂言です。長寿
  を祈ることから目出度い席で演じられることが多い狂言でもあります。

 【千鳥】
 太郎冠者 島田洋海 
 酒屋亭主 田賀屋夙生 
 主人    山下守之
 酒好きですが、毎日の酒代に事欠くほどの主人に仕えた太郎冠者、苦労が絶えません。今日も酒代を持
  たされずに、いつものようにツケで酒屋へ酒を買いにやらされます。しかし、そこは太郎冠者も心得たもの
  で、主人に言われるまでもなく酒屋の話し好きにうまく取り入ります。中世最大の祭りイベントは「尾張の
  津島祭」、この祭を見物した有様を巧みに話し、酒屋を話のトリコにしてしまいます。この津島祭は大変な
  にぎわいであったようで、山鉾(やまぼこ)の沢山出た有様や流鏑馬(やぶさめ)の有様などは他国の人々 にとって是非みたい風景であったにちがいありません。酒屋はこの話に乗せられて、まんまと太郎冠者に
  酒樽をかすめとられてしまいます。また、尾張に行く途中の伊勢の浜辺で見た、千鳥を子供が追う有様な ども自然豊かな風景として楽しいものだったでしょう。
 主宰の田賀屋夙生(たがやはやお)氏は岡山県笠岡市の出身。岡山城薪能、不洗観音寺薪能など能狂言 公演の企画・出演を行うと共に、小中学校での公演や生徒への狂言体験、指導など能狂言の普及啓発に
  努めてあります。テレビ出演も多数で、アイルランド公演など海外公演も経験。
 2001年:岡山大学文学部非常勤講師,2002年:福武文化奨励賞受賞。

 

他団体との交流写真1 他団体との交流写真2

 

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