切削加工技術セミナー
「あらためて“切りくず”と“切削工具“を学ぶ」
岡山県、(公財)岡山県産業振興財団では、航空・宇宙、医療、エネルギー等、今後進展が期待される
分野で求められるチタン合金や超耐熱合金など、難削材の切削加工技術の高度化支援として、加工技術
セミナーや実践的な加工実習を実施しています。
今回、切削加工技術の高度化のためには避けて通れない「切りくず」と「工具」の理解について、基
礎から応用まで、わかりやすく解説いただくセミナーを企画いたしました。
難削材に限らず、一般鋼材の加工に携わる方にも有益な内容ですので、多くの皆様の参加をお待ちし
ています。
◆ 日 時 平成29年9月26日(火) 13:00~16:10
◆ プログラム
1.13:00~15:00
「切りくずから読み解く切削加工の勘どころ ~切りくずの基礎と特性,処理方法~」
【講 師】 奥田孝一(兵庫県立大学 工学研究科 機械工学専攻 教授)
【講演要旨】
切削加工で必ず生じる切りくずトラブルは、巻き込み・噛み込みによる被削材や工具の損傷、作業
の安全性など多岐に渡ります。そのため、適切な処理を施すかどうかで生産効率が大きく左右されま
す。また、切りくずは「くず」と表されるように最後は廃棄されるものですが、一方で切削加工にお
けるトラブルの原因を如実に物語るツールでもあります。
切りくずの形態や特性を理解して観察することで、切りくずに起因するトラブル防止や、加工品質
の向上、技術レベルの高度化にもつながります。本講演では、切りくずの基礎や特性、処理技術の最
適化等に必要な知識、考え方を基礎からわかりやすく解説します。
2.15:10~16:10
「最新切削工具が加工の常識を変える ~高能率・高精度加工を実現する最新切削工具~」
【講 師】 沖田淳也(住友電工ハードメタル㈱ デザイン開発部 コア技術開発グループ グループ長)
【講演要旨】
切削工具は切削加工の最も重要な要素の1つです。切削工具は長い歴史を有する一方で、今も日進
月歩で進化を遂げており、そのような最新の切削工具を使用する、あるいは加工方法を革新すること
で、これまでの常識を打ち破るような高能率、高精度加工が可能となることも少なくありません。
本講演では切削工具の歴史や作り方など基礎的な事項を解説するとともに、最新切削工具を用いた
高能率加工などの事例について、動画を交えて詳しく紹介します。
◆ 主 催 岡山県、中国職業能力開発大学校、(公財)岡山県産業振興財団
◆ 受講料 無 料
◆ 定 員 50名
◆ 申込方法 別添の申込書によりFAXでお申し込みいただくか、必要事項をご記入のうえ
メールでお申し込みください。
◆ 申込締切 平成29年9月22日(金)
◆ 申込先 (公財)岡山県産業振興財団ものづくり支援部 担当:西田
〒701-1221 岡山市北区芳賀5301 テクノサポート岡山内
TEL 086-286-9651 FAX 086-286-9676 E-mail:sangaku@optic.or.jp