活動報告

Activity

2021年07月28日

第58回シンポジウムを開催しました!

令和3年7 月16 日(金)に、第58 回シンポジウムを開催しました。

今回は、「網羅的解析からバイオアクティブを考える~栄養の未来、食の未来そして地域の未来~」と題して、網羅的解析用いた研究に取り組まれている3名の講師の方をお招きしました。

まず初めに、『網羅的解析を用いた次世代の栄養学』と題し、東京大学大学院 農学生命科学研究科 特任教授 加藤 久典 先生より、様々なオミクス(分子種や現象の総体を対象とする研究・学問分野)を組み合わせたマルチオミクスについて実例を交えながらご紹介いただきました。

次に、『おこめのおいしさを網羅的解析で科学する』と題し、東京農業大学 応用生物科学部 農芸化学科 教授 辻井 良政 先生より、米飯の物性や食味の違いについて網羅的解析を用いた様々なアプローチにより差異やその要因を解析する手法をご紹介いただきました。

最後に、『メタボロームで地域創生』と題し、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社 事業統括本部 部長 亀谷 直孝 氏より、メタボロミクスを活用した食品の機能性研究、農林水産物の付加価値向上やブランディングにおける産学による活用事例をご紹介いただいた他、ヘルスケアにおけるメタボロミクスを活用したバイオマーカーについてご講演いただきました。

また、同シンポジウム内において『第24回学生プレゼンテーション』が開催されました。
今回は、岡山大学と岡山理科大学、ノートルダム清心女子大学からの5名の学生により、プレゼンテーションが行われ、学生奨励賞が2名の学生発表者に授与されました。

今回は、新型コロナウイルス感染症拡大を受け、昨年に引き続きオンラインによる開催となりましたが、おかげさまで県内外より100名近い方にご参加いただくことができました。
シンポジウムの企画に携わっていただいた方々、ご視聴くださいました皆様を含めまして、厚く御礼申し上げます。今後とも、おかやまバイオアクティブ研究会をよろしくお願いいたします。


★おかやまバイオアクティブ研究会では、シンポジウム、視察見学会、研究室訪問などを開催しております。生理活性物質・医薬品関連技術等に携わる皆様は、ぜひ入会を御検討ください。
http://www.optic.or.jp/bioactive/entry/entry_register.html
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