平成28年6 月17 日(木)に、川崎医科大学現代医学教育博物館(倉敷市松島)において第49 回シンポジウムを開催しました。
今回は、「炎症とアレルギー」のテーマのもと3名の講師をお迎えし炎症とアレルギーに関する研究をご紹介いただきました。
また同シンポジウム内において第15回学生プレゼンテーションを開催し学生達による口頭発表、ポスターセッションが繰り広げられました。
まず初めに、川崎医科大学 医学部医学科の石原克彦様に「関節リウマチの病態と関連する多機能分子の研究」と題し、多機能生理活性物質の概説と変異や欠損により発生する疾患モデルをご紹介いただきました。
次に、川崎医療福祉大学 医療技術学部臨床栄養学科の長野隆男様に「大豆のアレルギー性接触皮膚炎抑制効果」と題し、動物実験を使用し大豆に含まれる成分によるアレルギー抑制効果についての検証とその結果についてご紹介いただきました。
最後の講演は、名古屋大学大学院生命農学研究科の松田幹様より「タンパク質や多糖の腸管吸収 食物アレルギーと腸管免疫調節の観点から 」と題し、食物中のタンパク質や多糖が腸管からの体内に取り込まれる現象とその機構についての成果等の紹介をいただきました。
第15回学生プレゼンテーションでは、岡山大学と岡山県立大学から4名の学生が参加しました。
おかやまバイオアクティブ研究会では、シンポジウム、視察見学会、研究室訪問などを開催しております。生理活性物質・医薬品関連技術等に携わる皆様は、ぜひ入会を御検討ください。
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