活動報告

Activity

2016年10月06日

第50 回シンポジウムを開催しました!

平成28年10 月6 日(木)に、岡山大学創立五十周年記念館(岡山市北区津島)におい
て第50 回シンポジウムを開催しました。

今回は、「ゲノム編集技術の応用と展開」のテーマのもと遺伝子改変技術のブレークスルーとして近年注目を浴びているゲノム編集技術を用いた様々な取り組みについて、動物・植物・昆虫の各分野の講師の先生方に最近の知見を盛り込んでご紹介いただきました。

まず初めに、京都大学大学院 医学研究科の金子武人様に「ゲノム編集技術を用いた遺伝子改変動物作製の現状について」と題しご講演をいただきました。
ゲノム編集技術を用いた遺伝子改変動物の作製により、医学および農学分野の基礎研究に活用されていることや最新の作成法について紹介されました。

次に、農研機構 先進作物ゲノム改変ユニット ユニット長 土岐精一様に「植物ゲノム編集研究の新たな展開」と題しイネ・シロイヌナズナを主材料として開発されたゲノム編集技術の活用後の展開とその事例についてご講演いただきました。

最後の講演は、農研機構 カイコ機能改変技術開発ユニット ユニット長 瀬筒秀樹様より「ゲノム編集技術を利用したカイコでの遺伝子機能改変と有用物質生産」と題し遺伝子組換えカイコの開発による実用化の紹介やゲノム編集による課題解決の取り組みについての紹介をいただきました。

また、同シンポジウム内において『第16回学生プレゼンテーション』が開催されました。今回は岡山大学と倉敷芸術科学大学から4名の学生が参加しプレゼンテーションとポスターセッションが行われました。

おかやまバイオアクティブ研究会では、シンポジウム、視察見学会、研究室訪問などを開催しております。生理活性物質・医薬品関連技術等に携わる皆様は、ぜひ入会を御検討ください。
http://www.optic.or.jp/bioactive/entry/entry_register.html