メールマガジンバックナンバー

メールマガジン177号



──────────────────────────────2012年11月8日
 
◆◇ メディカルテクノおかやま メールマガジン No.177 ◇◆

───────────────────────<http://www.optic.or.jp/medical/>
このメールマガジンは、特定非営利活動法人メディカルテクノおかやまの登録
 (メルマガ)会員の皆様にお送りしています。
団体事務局の方や企業担当者の方々は、それぞれの関係各署へ情報提供をお願い
いたします。

【1】今号でお知らせする内容です
◆OMIC事業推進セミナーの第5回(11/12)と第6回(11/14)を
開催します。
◆第52回メデイカルサロンを開催します(11/29)。
 今回は、話題提供をメディエリアサポート企業組合の国里光博代表にお願いい
たしました。
 筋電計をお持ちいただき「デモ」もお願いしてあります。多くの方のご参加を
お待ちしています。
◆H24年度第2回のグローバルベンチャーサロンを開催します(12/10)
◆関連する最近のニュースです。

【2】内容詳細
1.メディカルテクノおかやま主催・共催の行事

(1)第5回 OMIC事業推進セミナーのご案内 

【日 時】平成24年11月12日(月) 14:00~15:05
【場 所】岡山大学鹿田キャンパス(岡山市北区鹿田町2-5-1)
     総合教育研究棟1階データ解析検討室
    (地図)http://www.okayama-u.ac.jp/jp/shikata_j.html
【参加費 無 料
【主 催】岡山大学大学院医歯薬学総合研究科産学官連携センター
     特定非営利活動法人メディカルテクノおかやま

◆プログラム
1 開会挨拶(14:00~14:05)
  岡山大学大学院医歯薬学総合研究科産学官連携センター長  公文 裕巳 
 
                       
2 講  演(14:05~15:05)
 「サイクロトロンの原理と応用」

【講師】住友重機械工業株式会社 量子機器事業部 設計部 石塚 徹 氏
    住重加速器サービス株式会社 技術部 平野 裕之 氏
 

PETにかかわる研究や臨床の場において、サイクロトロンの必要性はますます高
まりを見せている。ここでは、核反応を利用し放射性同位元素を製造する装置で
あるサイクロトロンの、構造と原理を紹介したい。またPET以外にも広範囲に利
用されているサイクロトロンの応用例についても紹介したい。

※このセミナーは、博士課程授業科目の「研究方法論(基礎・応用)の授業に出
席したとみなされる講演会」としてカウントすることが可能です。“授業とみな
す講演会出席記録簿”を持参して、開催担当教授の印を受けて下さい。

★参加お申込は下記URLからお願いいたします。
http://www.optic.or.jp/medical/info_detail/show/219.html


(2)第6回 OMIC事業推進セミナー

【日 時】平成24年11月14日(水) 14:00~15:05
【場 所】岡山大学鹿田キャンパス(岡山市北区鹿田町2-5-1)
     総合教育研究棟1階データ解析検討室
    (地図)http://www.okayama-u.ac.jp/jp/shikata_j.html
【参加費】無 料
【主 催】岡山大学大学院医歯薬学総合研究科産学官連携センター
     特定非営利活動法人メディカルテクノおかやま

 ◆プログラム

1 開会挨拶(14:00~14:05)
  岡山大学大学院医歯薬学総合研究科産学官連携センター長  公文 裕巳
 
2 講  演(14:05~15:05)
 「MALDIの基礎からMSイメージングへの応用」

【講師】株式会社島津製作所 分析計測事業部 グローバルアプリケーション開発
センター
    ライフサイエンスG グループ長          古田 大 氏

 質量分析の一手法であるMALDI-TOF MS(Matrix-assisted laser desorption
 / ionization time-of-flight mass spectrometry)はタンパク質の同定やその
翻訳後修飾の構造解析など、生体分子の精緻な分析に威力を発揮しています。こ
れらは主に対象試料の単離・分画を前提とした技術展開ですが、近年このMALDI-
TOFMSを用いて、組織切片をはじめとする生体試料を直接分析する試みが活発化
し、医学・生物学をとりまく先端測技術として注目を集めています。なかでも質
量分析結果をマススペクトルだけでなく、二次元の質量分布で表すMALDI-MSイ
メージングは世界中の多くの研究者がその技術開発・向上に取り組む大変ホット
な分野です。これは組織切片上に存在する様々な生体分子や投与薬物をMALDI-TO
F MSで測定し、そのデータを位置情報とともに質量分布として変換するものであ
り、今まで質量分析には直接接点のなかった、病理学や薬物動態研究などの種々
の領域でその応用性が期待されています。
 今回はMALDIを中心にして測定原理など質量分析の基礎を概説するとともに、M
Sイメージングについて「どのように行うのか」「何が見えるのか」等、その現
状と可能性を議論したいと思います。

※このセミナーは、博士課程授業科目の「研究方法論(基礎・応用)の授業に出
席したとみなされる講演会」としてカウントすることが可能です。“授業とみな
す講演会出席記録簿”を持参して、開催担当教授の印を受けて下さい。

★参加お申込は下記URLからお願いいたします。
http://www.optic.or.jp/medical/info_detail/show/220.html

(3)第52回メディカルテクノおかやま・サロン

【日 時】 11月29日(木)18:00-19:00
【場 所】 岡山大学鹿田キャンパス総合教育研究棟1F データ解析検討室
【参加費】 無 料
【講 師】 メディエリアサポート企業組合代表 国里光博氏
【演 題】 「生体信号アンプ“筋電計”を軸とした製品開発課題」
【講演概要】
メディエリアサポート企業組合は、岡山リサーチパークインキュベーションセン
ターへ入居し医療機器の企画・開発・販売をしている『ベンチャー企業』です。
オリジナルの生体信号アンプによる“筋電計”を「製品化」して全国へ販売展開
をしていますが、この生体信号アンプを活用して、(1)「用途の確立した製品」
にするということや、(2)「事業として成り立たせる事」を前提とした新しい製
品のアイデアを常に模索し続けています。このような【作る】【売る】という企
 業側の立場からの現実的な問題・課題などをお話しいたします。

★参加お申込は下記URLからお願いいたします。
http://www.optic.or.jp/medical/info_detail/show/221.html

2.講演会・セミナー等の情報

(1)岡山県・岡山県商工会議所連合会主催
医療・介護福祉分野ビジネス交流会&セミナー
日時:平成24年12月5日(水)13:00~17:00
場所:メルパルク岡山「泰平の間」(岡山市北区桑田町1-13)
 (http://www.optic.or.jp/cci-kenren/iryou2012/index.html

(2)文部科学省「地域再生人材創出拠点の形成」プログラム
おかやま医療機器開発プロフェッショナル(OBEP) セミナー2012
       「世界に広がる日本のME技術」
 
日時: セミナー:平成24年12月7日(金)  13:00-16:55
    懇親会 :同          17:10-19:00
会場: アークホテル岡山(岡山県岡山市北区下石井2-6-1
                    TEL:086-233-2200)
       http://okayama.ark-hotel.co.jp/access.html
協賛: 日本生体医工学会中国四国支部、日本生物工学会西日本支部
後援: 日本機械学会バイオエンジニアリング部門
 
       プログラム
13:00-13:05 開会挨拶:波田善夫(岡山理科大学学長 OBEP総括責任者)
13:05-14:05「医用CT最先端:カラーCTと4次元画像」
           田口克行 (ジョンズホプキンス大学 准教授)
14:05-15:05「パルスオキシメータの黎明期」
           山西昭夫 (元ミノルタ株式会社)
15:20-16:20「日本発体内埋込み型左心補助人工心臓のグローバル開発」
           野尻知里 (テルモ株式会社 理事)
16:20-16:30「OBEP研修の成果」
           橋本明典(協和ファインテック株式会社代表取締役社
長)
16:30-16:50「OBEPについてこれまでの総括と今後の計画について」
           猶原順(OBEP事務局長)
 
17:10-19:00     懇親会
 
参加費:無料、ただし懇親会参加費は4000円
 
申し込み・問い合わせ先(当日受付可)
件名を「OBEPセミナー申込み」とし、ご所属、お名前、所在地、電話番号、
メールアドレスを明記の上、下記メールアドレスへお送りください。
 
おかやま医療機器開発プロフェッショナル(OBEP)事務局
〒700-0005 岡山県岡山市北区理大町1-1 岡山理科大学工学部
       生体医工学科内
矢ヶ崎久美子
TEL&FAX:086-256-9768
E-mail:obepjimu@bme.ous.ac.jp

 (3)おかやま生体信号研究会 平成24年度第3回例会
日時:12月21日(金) 13:30~17:00
場所:場所:岡山県立大学(岡山県総社市窪木111)
         学部共通棟(北)1F 8102講義室
◎アクセス→ http://www.oka-pu.ac.jp/?page_id=1150
※学部共通棟(北)の場所は、正門守衛所でお尋ねください。
後援:ハートフルビジネスおかやま

【講演1】(13:40 - 14:40)
  「注意生成や感覚記憶におけるヒト体性感覚皮質の階層性について」
   岡山県立大学 スポーツシステム工学科 教授・学科長 濱田泰一 氏
【講演2】(14:40-15:20)
  「上肢の運動制御における左右差について」
     岡山県立大学 スポーツシステム工学科 助教 大山剛史 氏
【講演3】(15:35 - 16:15)
  「視覚的顕著性に基づく注視の誘導と推定」
     岡山県立大学 情報通信工学科 助教 滝本裕則 氏
【講演4】(16:15-16:55)
   「“筋電計”を軸とした製品開発の経緯と課題」
      メディエリアサポート企業組合 代表理事 国里光博 氏
◆お問い合わせ・お申し込み先
(申込先)
 岡山県立大学 情報工学部 情報システム工学科 准教授 山﨑大河
 E-mail: taiga@cse.oka-pu.ac.jp , TEL:0866-94-2094

(4) 発明相談会
(社)発明協会岡山県支部が年間を通じて実施してます
http://www.optic.or.jp/hatsumei/

3.ニュース

●政府、最長10年、基礎研究を支援。 企業にも呼びかけて全国12カ所に産学連
携拠点。それぞれ年間3億~7億円を最長で10年間支援する。対象の研究を年度
内に詰める(11/6、日本経済新聞)

●理研、X線レーザー施設増強 たんぱく質の構造観測 40億円投資(11/6、日
本経済新聞)

●姿勢・呼吸で速読力養う(11/5、日本経済新聞)

●米国、ワイヤレス化への意気込み (11/5、日経メディカルオンライン)

●【遠隔医療学会】社会に浸透しつつあるテレヘルス・ソリューション、遠隔医
療に必要なビジュアル系ソリューションを展示 を展示 (11/5、日経メディカル
オンライン)

●補助人工心臓のサンメディカルを自動車用部品などを手掛けるハイレックスが
子会社化(11/4、日経メディカルオンライン)

●キヤノンMJグループ、医療画像ソリューション事業に参入(11/2、日経メディ
カルオンライン)

●骨の再生促す補填材 ダイヤ工業、岡山大と開発へ 溶けて体内異物残らず 
歯周病の治療に利用 (11/2 山陽新聞社)

●北見市医療福祉情報連携協議会(北海道北見市):医療・介護機関の情報共
有・連携ネットワーク運用を開始 (10/31、日経メディカルオンライン)

●ソニーの医療への取り組みの“源流”、井深大氏の遺志を継ぐ  高島 充氏 
エム・アイ・ラボ 代表取締役社長(10/30、日経メディカルオンライン)

●製造業の起業環境が変化。電動車いすのWHILL(ウィル、東京・品川)な
ど大手メーカーの若手技術者らが、大手ではできなかった事業スタイルに挑戦す
る動きも(10/29、日本経済新聞)

●【遠隔医療学会】被災地での定期的な血圧測定、携帯回線でデータ自動収集
(10/29、日経メディカルオンライン)

●大塚メディカルデバイスとパイオニア、内視鏡を共同開発へ (10/29、日経メ
ディカルオンライン)

●単心室症関与遺伝子を特定 iPS細胞活用 岡山大病院・王教授ら 新治療
法開発に光 (10/28 山陽新聞社)

●iPS細胞から心筋細胞作製、高効率で安価に 京大が新手法(10/26、日本経
済新聞)

●名大病院と富士通グループ、Hadoop活用した医療ソリューションを共同研究
(10/26 日経メディカルオンライン)

●経産省、医療技術の輸出支援  がん治療など、新興国開拓(10/25、日本経済
新聞)

●認知症ケア、在宅中心めざす 国の5カ年計画、来年度から 訪問診療で入院
抑制(10/25、日本経済新聞)

●つくばウエルネスリサーチが「自治体共用型健康クラウド」を構築  (10/25
 日経メディカルオンライン)

●旭化成、国内での救命救急医療機器事業の拡大に向け、旭化成ゾールメディカ
ルを設立 (10/25 日経メディカルオンライン)

●ダイヤ工業 前屈作業の負担軽減 腰痛防止ウエア開発 介護職や農家 普及
図る (10/20 山陽新聞社)

●オオムギのゲノム解読 岡山大・佐藤教授ら国際研究チーム 病気に強く収穫
量多い 品種改良に期待 (10/18 山陽新聞社)

●国内初 性同一性障害患者に 腸管から膣形成 岡山大病院きょう手術 (10/
16 山陽新聞社)

4.補助金公募情報

(1)戦略的国際科学技術協力推進事業
平成24年度 日本-スイス研究交流課題の募集
募集期間:平成24年11月1日(木)~平成25年2月22日(金)午後3時
http://www.jst.go.jp/sicp/announce_se4th.html

(2)産学官交流助成
公募期間:通期
  (http://www.marubun-zaidan.jp/sang.shtml)
 
(3)生体反応および生命維持機構検出システム研究促進事業
(文部科学省先端研究施設共用促進事業)』(広島大学)
 募集期間:随時
http://nbard.hiroshima-u.ac.jp/

◆機関別の補助金等の公募情報です。詳細は対応するホームページをご覧くださ

◎内閣府(科学技術政策・競争的研究資金制度一覧)
 http://www8.cao.go.jp/cstp/compefund/index.html
◎文部科学省(文部科学省の競争的資金一覧)
http://www.mext.go.jp/a_menu/02_itiran.htm
 ◎厚生労働省(厚生労働科学研究費)
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hokabunya/kenkyujigyou/
◎中小企業庁(補助金等公募案内)
http://www.chusho.meti.go.jp/koukai/koubo/index.html
 ◎中国経済産業局(補助金・公募等情報)
http://www.chugoku.meti.go.jp/koubo/hojokinkobo.html
◎日本学術振興会(JSPS)(科学研究費補助金)
http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/index.html
 ◎科学技術振興機構(JST)(募集案内)
http://www.jst.go.jp/bosyu.html
◎新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)(公募案内)
http://www.nedo.go.jp/koubo/index.html
 ◎新技術開発財団(新技術開発助成)
http://www.sgkz.or.jp/project/newtech/outline.html

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【MTO便り】
◆「厚労省が医療機関の高額投資を調査」の見出しが目に留まりました。
消費税に関係した話であることは分かりましたが、理解できませんでしたのでネ
ットで調べてみました。
◆今まで意識したことはありませんでしたが、病院の支払いで消費税を請求され
ることはありません。
これは、医療、学校教育、福祉事業などの13事業は国が消費税を非課税にする
と決めているためです。
消費税は、取引に介在した業者等が分担して納めることになっており、売上時に
受け取った消費税から、仕入時に支払った消費税を差し引いた差額を国に納めま
す。しかし、医療機関の場合、診療に必要な医療機器や医薬品等を買う時(仕入
れ)には普通に5%の消費税がかかりますが、売上に当たる治療費は「非課税」
ですので患者から消費税を取るわけにはいきません。その分持ち出しになってい
ます。
厚労省は、診療報酬自体に消費税が含まれていると説明しているようですが、
色々と議論のある問題のようです。
◆先の記事は、消費税が14年4月に現在の5%から8%に上がる見通しである
事を受けて、厚労省は2014年度の診療報酬改定で消費増税分を補填する方針
であり、そのための調査を実施することを伝えたものでした。
◆このような問題も含め「税と社会保障の一体改革」に早急に着手してほしいと
思います                                     (佐藤寿昭)
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〒700-8558 
岡山市北区鹿田町2-5-1 総合教育研究棟 1階
TEL&FAX:086-234-0067
E-mail:medical@optic.or.jp
 HP http://www.optic.or.jp/medical/
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