2024 一般社団法人西大寺青年会議所 スローガン

スローガンバナー

2024年度 第64代理事長 岩元 龍矢

【はじめに】

1960年、西大寺青年会議所が創立されてから220名を超える先輩諸賢の方が多大なるご尽力をされて63年の月日を繋いでくださいましたこと厚く御礼申し上げます。先輩諸賢より授かりましたバトンを本年度一年かけて切磋琢磨し、会員一同で共に学び、より輝くものにしていく所存でございます。 

さて、本年度のスローガンを「勇往邁進」~がむしゃらにやり尽くそう~とさせていただきます。 

私は入会して、一言で言うと波乱万丈のJC生活でした。仕事や家庭の重圧でこのまま活動を続けられるのだろうか、不安な日々が多々ありました。しかし、そんな中でも仲間の言葉に励まされ、前向きな力を与えていただきました。困難を乗り越えたからこそ思えるのですが「常に明るく元気に前進する」これはいつしか私の強みになっています。この力を仲間と共に最大限発揮し、地域に、そして人に強い想いをもって一年間進みます。

【郷土愛溢れる青少年の育成】

我々、西大寺青年会議所が少年はだか祭り実行委員会の中心となって運営する「少年はだか祭り」は昭和43年以来、記念すべき50回目の節目を迎えます。 

しかしながら、直近の3年間は新型コロナウイルスの影響により開催することができませんでした。これは我々にとっても楽しみに待っている地域の方々にとってもやり切れない想いがあったに違いありません。 

地域の子どもたちが伝統行事に参加することで、心身の健全育成や郷土愛が醸成され未来の担い手となっていただくことを願い行われてきたこのお祭りを本年度は4年ぶりに開催したいと考えております。私たちは未来ある子どもたちのために一丸となって率先して行動しなければなりません。多くの困難に直面しても目標に向かい挑戦することで、地域の伝統行事を通じて経験した子ども達は、未来に向かって夢や郷土愛をもつ事が出来るのではないでしょうか。 

また本年度は女子児童の皆様にも少年はだか祭りに関わっていただこうと考えております。今までも「参加してみたい。」との多くの声をいただき、検討を重ねておりました。西大寺会陽も決して男性だけが主役となる伝統行事ではなく運営も含めて多くの女性の方が携わっておられます。少年はだか祭りに関わっていただいた女子児童が地域の伝統行事の次世代を担うことは多様性や性差別の撤廃が叫ばれる現在では当然の流れなのだと考えます。 

未来ある多くの子どもたちのために、郷土愛を育む事業を提供し、次世代を担う青少年を育成していきたいと考えます。

【未来に向けた会員拡大】

積極的な青年会議所運動を展開し続けるためにも、同じ志をもつ多くの仲間が必要です。我々の周りには地域の未来のために行動したい人がいるはずです。

 地域の方のために運動に取り組む会員の姿が共感を生み出し、自ずと仲間の拡大に繋がり、存在価値のある青年会議所へ繋がると考えます。そして、互いにぶつかり合いながら、新たな価値観を知り成長する。その時代にあった価値観のもと成長の機会を掴んでもらうことで、青年経済人としての資質を向上させ、地域発展のために行動する人財になるのではないでしょうか。拡大運動とは、ただ会員を増やすだけではなく、この地域の未来を想像して共に分かち合い行動できる人との出会いであると考えます。本年度一年間かけてその原石を掘り起こせるように率先して行動していきます。

【65周年にむけて】

西大寺青年会議所は大阪府夢洲で開催される2025年国際博覧会と同時期に創立65周年を迎えます。64年の歴史を紡いでこられた先輩諸賢に感謝し、その運動に負けないように、そしてその想いを受け継ぎ次世代に繋いでいけるように記念事業や記念式典に向けて準備をして参ります。

【結びに】

我々は何故、青年会議所に入会し、何のために運動をしているのでしょうか。育った環境や教わった物事により全員違うものを持っていると思います。十人十色でそれぞれの想いや考え方に正解も不正解もありません。だからこそ、自身の考えをぶつけ、互いの想いを尊重し、共に切磋琢磨していく場所だと考えます。そして、会員同士が互いに高めあい明るい豊かな社会への実現にむけて進んでいき、地域の方を巻き込み新たな時代を作っていくこの経験が一生の思い出となり一生の宝となります。 

二度とないこの機会だからこそ自分を信じて会員一同楽しみ成長しながら一年間臆することなく走り抜けて参ります。