2003年7月1日 発信


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2003.04(Jul. 2003)
 
・技術交流会 7月15日(火)1800〜2030    クラレ労働組合本部会館
「環境浄化の救世主、雑草 −雑草を生かす技術の開発−」
  沖 陽子教授(岡山大学 環境理工学部 環境管理工学科)

   ヨシ、ホテイアオイ、シロツメグサなど身近に雑草は多いが、その特性・機能などは充分には知られていない。雑草は素晴しい環境適応力、速い成長速度、逞しい繁殖力を持っているが、人間からは役に立たないと差別扱いされている植物郡です。しかし発想を変えて、雑草を積極的に利用して、バイオマス資源、水質浄化、植生護岸、土壌被覆、飼料、堆肥などの形で活かす技術を確立すれば、雑草は一躍環境浄化の救世主になる可能性を秘めています。雑草の特色を認識し、パートナーとして共存を目指すべきです。
 沖教授は大学で長年、人間と雑草との共存を目指して研究され、3月には「児島湖流域エコウェブ」の初代会長になられるなど、理論と実践を実行しておられます。今回は雑草のイロハから、特性活用の現状と技術開発の将来展望などの熱い思いを伺えると大いに期待します。是非ご参加ください。参加費3,000円 (非会員は+1,000円)。
   
・山技振サロン7月18日(金) 1800〜2000 倉敷駅西ビル8F 村川技術士事務所 
 今月は化学・バイオの当番です。最近の話題を口切りに、大いに議論しましょう。 参加費 1,000円。
・工場見学会 クラレ岡山事業所 6/25 参加41人
 参加希望が60人近くなり、お断りに苦労。クラレの誇る人工皮革クラリーノやポバール、新ビニロンなどを見学。最近話題のトヨタ方式の「むだ取り」は、このような装置産業にも充分適用でき、成果を挙げていることが現場の生の感覚として説明され、皆さんの質疑応答の的になった。  
・品質工学フォーラム 6/21 参加11人
 新顔4人が加わったが、今年のセミナー受講者がいないのは残念。今年のセミナーの反省では、うまくいったので来年もこの形でやろう。受講者にもう一歩のフォローをうながす知恵必要。今年の品質工学発表大会は参加1,000人を越え、拡大、浸透がうかがえた。しかし素材、化学分野の発表は少なく、この分野への適用の難しさが原因か。そのなかでの実例について議論が熱心に行われた。
・山技振サロン 6/20 参加10人
 大藤教授より最近発表の「環境白書」よりの話題を提供。環境関連でこれから伸びる事業は廃棄物処理、再生素材、省エネルギーなど。加えて、岡山県下の河川の水質などを提示。倉敷、岡山の河口近くも海域も規準値を上回って悪い。コソ泥防止対策に議論多出、本命は?
・合同委員会 6/10 出席10人  
 1.企画活動委員の強化は、松尾義輝、湯浅光行、藤原行雄 各氏の新加入と平松隆志氏の横溝精一氏との交代を決定。
 2.個人会員増加案は前に出された藤原行雄案で議論したがいい案なく持ち越し。
 3.秋にセミナーを開くことにし、環境関連でつめる。
 4.交流会、見学会などの会費は今まで、会員と非会員の差は無しとしてきたが、会員優遇のため、7月から差を付けることにし、会員3,000円を非会員はプラス1,000円で、4,000円とする。サロン、フォーラムの1,000円は差なし。当然法人会員の所属個人も差なし。 
・今年の文部科学省表彰「職場における創意工夫功労者」などの推薦依頼。
 例年、当会が推薦した人達が3,4人表彰され、本人はもとより職場でも喜んでもらっている。長年職場で創意工夫を重ね、成果の上がっている人をご推薦ください。締めきりは当会で8月20日にしますが、心当たりの人は速めにお知らせください。詳細資料を送ります。
・平成15年度知的財産権制度(初心者向け)説明会
 経済産業省特許庁・中国経済産業局の主催で行われます。制度の最新情報を勉強してください。無料。詳しくは当会か、(社)発明協会岡山県支部(Tel.086-286-9656)までお問い合わせください。 
・(財)岡山県産業振興財団が「ベンチァー・ビジネスプランコンテスト」を実施。賞金500万円。
 2年以内に岡山県内で、事業化を目指す我と思わん人は応募してみませんか。締めきりは8月20日。詳細は当会か産業振興財団(Tel.086-286-9626)まで。 
・山陽技術振興会のホームページを模様替え
 表紙に今月の事業予定を挙げた(詳しくは「山技振たより」を)。今年の第58回通常総会の議案、定款なども追加掲載。 

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