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2007年9月1日 発信 |
![]() Tel.(086)422-6655/Fax.(086)422-6656 | |
2007.06(Sep. 2007) |
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・技術交流会 10月3日(水) 1800〜2030 クラレ労働組合本部会館 林原の研究戦略「あきらめなければ失敗ではない」 --インターロイキン-18から機能性糖質の開発まで- 福田恵温氏 蒲ム原生物化学研究所 常務取締役 | |
林原生物化学研究所には医薬、機能性糖質、化粧品素材、色素およびヒト細胞の基礎研究を担当する5つの研究部門がある。福田さんは最初医薬に15年、次に機能性糖質の研究にかかわり、それぞれインターロイキン-18、トレハロースの研究開発に成果を挙げられた。トレハロースはこの8月第2回ものづくり日本大賞で経済産業大臣賞(全国で14件)の栄誉に輝いた開発である。これらの研究を通しての発見やエピソードを踏まえ、林原の研究戦略をじっくりとお聞きしたい。参加費 3,000円。非会員+1,000円 | |
・山技振サロン 9月21日(金) 1800〜2000 山陽技術振興会事務所 | |
担当は環境問題です。面白い話題を持ってお集まりください。参加費1,000円 | |
・品質工学フォーラム 9月29日(土) 1300〜1630 山陽技術振興会事務所 | |
前回は大変面白かった。今回も興味ある話題、相談、計画、何でも結構です。参加費1,000円 | |
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・技術交流会 8/3 参加19名 | |
岡大 資源生物研の河合富佐子教授による「生分解性プラスチックをめぐる最近の話題」だった。高分子学者とは違い、微生物の視点からの生分解-リサイクルを論じられた。それよりも、微生物の量はバイオマスよりも大で、多くは深海にいて、石油や天然ガスの根源かも知れない。改めて微生物の神秘と膨大な量に夢が膨らんだ。 | |
・特許相談日 8/17 参加2件2人。 | |
板野嘉男 弁理士担当。猛暑であったが来場者ありほっとした。 | |
・夏・山技振会員大交流会(山技振サロン) 参加42人。 | |
夕立が心配されたが、雨なく酷暑。始めて40人を超える大盛況、新しい交流も生まれ、最近の景気、政治の話などで盛り上がった。 | |
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・文部科学大臣表彰(創意工夫功労者賞)と岡山県工業技術開発功労者(岡山県知事表彰)の推薦 | |
例年より希望者が少なかったのは残念。文部科学大臣表彰・2件3名、岡山県知事表彰・1件1名を8月22日推薦書とともに県庁に提出した。知事表彰は当会として始めて。 | |
・村川技術奨励賞の復活持続を計画中 | |
昨年暮れ、村川二朗 村川工業ライブラリー理事長(当会名誉会長)がお亡くなりになり、今年はMKR技術奨励賞は中止となった。当会としては故村川氏の遺志と氏の功績を顕彰する意味でも、この事業を続けたいと考え、各方面と折衝してきた。大筋としてMKRの資産の一部を当会が受け継ぎ、技術奨励賞の復活ができる目途がつきつつある。10月から募集活動開始の予定なので、皆様奮ってご応募ください。詳細は来月号で。 | |
・人材育成について(大学工学部、化学工業など) | |
当会では今年度から「山陽人材育成講座」を始め、企業従業員のレベルアップを進めている。一方岡山県としても理科離れ、人材不足、定着率の低下などに手はないかとして、「おかやま産業人材育成プラン」をつくり、審議中である。 理科離れと言われるが実際は工学部離れで、工学部の志願者は1993年63万人が、2007年26.8万人(43%)となった。中でも化学関連学科の競争率は下位に低迷している。英国では大学の化学科の閉鎖が相次ぎ危機感が大である。日本も今の状態が続けば決して安心できない。 一方日本の石油化学企業は2004年その付加価値額は17兆円強と自動車を超えて日本一であり、今春の決算でも売上高経常利益率は自動車の上にある。 さて、人材育成の前に化学は面白い、やりがいのある仕事だと思わせることにも知恵を絞ろう。 |