2003年10月1日 発信


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2003.07(Oct. 2003)
 
・工場見学会 キリンビアパーク岡山 赤磐郡瀬戸町万富678 10月29日(水)1340〜1630  

  キリンビールの岡山工場を見学します。同社はビール以外の各種酒類、医薬品、健康食品など幅広い展開をしている企業ですが、環境問題にも積極的です。廃棄物ゼロを目指して社内努力を重ねているのは勿論、周辺社会との調和を心がけています。詳細はホームページhttp://www.kirin.co.jp/active/env/をごらんください。当日は工場見学、試飲会で約1時間半、特にお願いして、環境への取り組みの説明と質疑応答を1時間少し設定しました。廃棄物ゼロを実習していただくとともに、できたてのビールをご賞味ください。従って飲まれる人は車は厳禁、JR万富駅から工場バスまたは徒歩10分です。  参加費3,000円 (非会員は+1,000円)。  
   
・山技振サロン10月17日(金) 1800〜2000 倉敷駅西ビル8F 村川技術士事務所 

 
 今月は趣向を変えてみましょう。先月の「山技振たより」で片手でも開けられる醤油容器の提案をしましたが、アイディアありの人がかなりあります。それらの案を議論してみたいと思います。案のある人は案を事務局に送ってから参加してしてください。知的所有権がからみますので。  参加費 1,000円。
・技術交流会 10/1 参加21人

 中島伸佳 岡山県立大講師による酵素を利用したいろいろの反応、応用例を話していただいた。生体触媒として各方面に利用され、遺伝子組み換えによって巧みに反応させている実態はバイオ技術は確実に進歩していると感じた。私としてはこれだけの技術があるなら、バイオマスからのエタノールに挑戦してもらいたいものだ。個々の酵素反応に議論がやりとりされ、たのしい交流会だった。

・品質工学フォーラム 9/27 参加6人

 ・来年の品質工学セミナーの議論。日時は2月6日(金),7日(土),28(土)、0900〜1700。場所は倉敷商工会議所で、28日は品質工学フォーラムと合同。テキストは原則として今年のを使用するが、変更あるときは今年中に事務局まで。参加者をいかに集め、フォーラムへ繋げるかが議論された。
 ・品質工学フォーラムの運営方法の改善案。
 ・「気軽に使う品質工学」はこれを使う人の本音であり、突っ込んだ議論がなされた。

・山技振サロン 9/19 参加14人

 岡山県立大学の岡山駅近くのサテライトキャンパスで開いた。県立大の山北教授による、田中耕一ノーベル賞受賞者の卒論と受賞の関連の話し。彼の卒論は共著であるが学会誌に投稿されており、受賞対象の研究もしっかりしており、幸運はあったとしても、取ったことに不思議はない。やはり勉強の仕方、研究に対する態度をしつかり身につければ学部卒でも充分で、教育の大切さを痛感した。専門はあまり関係ないと感じた。

・企画活動委員会開催 9/25 出席10人

・12月8日(月)環境技術セミナーの開催 
  1.環境に関する行政施策
  2.メタン発酵技術
  3.環境技術および事業
  4.環境相談会
  を各専門家にお願いして、環境問題の法律、技術、事業の現状を理解していただくことにした。詳細は来月に。
・会員増強と会費収入の現状。個人会員増加は難行、勧誘をお願いする。

・ドイツの環境問題 

ドイツは環境問題先進国で大変うまくいっていると云われる。最近ある調査報告を読む機会があった。正直な話、失望した。ドイツでは2000年4月から再生可能エネルギー法が施行され、大変高価で電力を売ることができる。一般の家庭で電気料は18円/KWHのところが14円/KWHで売れる。これで国民の電気料は0.7円上がったそうだ。そんな利益を与えてバイオマス発電を普及させている。日本はどうか?。太陽光発電では売値は一般電気料と同額である。一方バイオマス発電では4円位にしか売れないという。ドイツが熱心なのは意識でなく、利益である。それでもバイオ発電は2000所程度、日本の太陽発電よりかなり少ない。バイオマス発電が日本で少ないのは、技術ではなく利益である。よく日本から見学に来るが再訪問は皆無とか。

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