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2023年5月1日 発信 |
![]() Tel.(086)422-6655/Fax.(086)422-6656 | |
2023.2(May.2023) |
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・山陽技術振興会令和5年度第1回理事会[総会前] 令和5年5月25日(木)14:00~ 倉敷商工会議所 | |
・山陽技術振興会第78回通常総会 令和5年5月25日(木)15:00~17:00、於倉敷商工会議所 | |
(1)総会15:00~15:30、(2)村川・難波技術奨励賞表彰式15:30~16:00、(3)記念講演会16:00~17:00「古民家再生と倉敷のまちづくり〜楢村徹設計事務所の仕事〜」、講師:楢村徹氏、(4)交流会:なし
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・第18回村川・難波技術奨励賞 | |
@辻憲二(岡山大学学術研究院医歯薬学域)、久保覚(佐野商会)、大西宏・佃豊裕(タイセイメディカル)「スチレン系軟質樹脂を用いた腎生検シミュレーターの開発」A福永正明・宮崎嵩之(倉敷中央病院)、藤岡斉・関口麻衣子・ 田中修・田中春奈(メディエ)「統合型MR安全性情報管理システムの開発」 | |
・山陽技術雑誌Vol.71 | |
原稿8件と広告の初校・再校完了、ササベ印刷にて印刷中、総会に合わせて納品。 | |
・第78回通常総会議案書 | |
ササベ印刷にて印刷中、総会に合わせて納品。 | |
・「山技振サロン」「技術交流会」「工場見学会」は当面休止。 | |
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・令和5年度文部科学大臣表彰(創意工夫功労者賞)・岡山県知事表彰(岡山県工業技術開発功労者) | |
昨年7月に8件12名推薦、1件1名授賞(今回は採択率が異常に低い!)【「ラジアントチューブ点検の安全で正確な方法の考案」(JFEスチール叶シ日本倉敷地区 山口良太) | |
・人材育成事業の決算確定 | |
事業収益6,278万円、経常費用5,363万円となり、損益は+915万円となったが、2023年度には美和事務所→水江への移転が予定されており、これに伴う引越し費用・改装工事、受講者増等のための設備調度品購入、教育施設の拡充、DX環境整備費用、等々の費用発生が予想されるので、研修室基金への積増しはゼロとし(3月理事会にて決定)、185万を受取消費税引当金、675万円を移転関連費として運転資金に計上することとする。 ・2022年度実績は、ホームコースが体験型29実証型1を含む78講座、出前・共催コースは33講座、計108講座を実施し、2,617名受講となった。2023年度も現時点で2413名の受講希望があり、さらなる伸びが期待される。 | |
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「万緑の中や吾子の歯生え初むる 中村草田男」 | |
新緑の季節である。まさに万緑の候である。草田男がこの句を作ったのは1939年(昭和14年、私の生れ年)であり、私の大好きな句で、この季節になると思い出す。この2年前(1937年)に「吾妻かの三日月ほどの吾子胎(やど)すか」(体を丸めた胎児を三日月の形にたとえ、妊娠した妻の胎内にあるわが子のことを想って詠んだ句)という句がある。してみると、この時に胎内にいた長女が無事生れ、成長して歯が生え始めたのであろう。
「中村草田男」は、松山中学・東大独文科→国文科を卒業、この間神経衰弱を何度か患い、「ホトトギス」を参考に「平安な時間を持ち続ける唯一の頼みの綱」となる句作を始め、"草田男"を使い始める。1929年高浜虚子に会い東大俳句会に入会、 水原秋櫻子の指導を受ける。人間探求派の俳人と言われ、生活実感・心情のこもった句を多く読んだ。季語「万緑」は夏の季語で、山や野に生い茂る草木の緑の様を表す言葉である。じつは、この「万緑」という言葉は、中村草田男がこの句で初めて季語として使用したと言われている。この句は、中村草田男の句の中で最も有名な句で、この句を詠んだ翌年に「萬緑」(萬は万の旧字体)という句集を刊行、数年後には俳句雑誌「萬緑」を創刊するのである。 「万緑」なる言葉を中村草田男は、とても大切にしていたことが分かる。[kajix] |