2023年9月1日 発信

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2023.6(Sep.2023)
 “恒例夏の大交流会”は17名の参加を得て賑やかに開催、その後体調不良の知らせはなく安堵している。
・岡山県知事表彰(岡山県工業技術開発功労者):9月29日(金) 山技振必着(県締切10月6日(金))
 企業や団体でこの道一筋の技術開発・事業開発・人材開発等に取り組んで来られた方を推薦下さい。詳細はURL参照 https://www.pref.okayama.jp/page/721363.html。応募予定を前以て連絡下さい。早めに相談頂ければ、適宜アドバイスします。昨年度から変更された事項もあります。上記をプリントアウトして作成前によく読んで下さい。過去の当会推薦・受賞結果は下記の通り:令和4年受賞者=2件5名(推薦3件6名)【全県受賞3件】、令和3年受賞者=2件4名(推薦5件9名)【全県受賞6件】、令和2年受賞者=1件1名(推薦1件1名)【全県受賞2件】、令和元年受賞者=1件1名(推薦1件1名)【全県受賞5件】。 
・第67回岡山県溶接技術競技会表彰式
 令和5年9月14日、於ホテルマグリット。池内凛(且O井E&S)に山陽技術振興会会長名で優秀賞を授与する予定。
・【中間理事会開催】
 日時:令和5年11月30日(木)1830~1930、於倉敷商工会議所、議題:美和事務所閉鎖に伴う事業見直し。*山技振の今後の方向性を議論する重要な会議です。万障繰合せてご出席をお願いします。
・技術交流会、工場見学会、山技振サロンは当分休会します。
・山技振恒例夏の大交流会(アイビースクエアー・ビアガーデン)
 17名の参加があり“夏の大交流会”を開催した。会場はほぼ満席、我々のグループは特等席で最大勢力の長い半島になった。普段なかなか会えない仲間と話が弾んだ。初参加は、潟Nラレくらしき研究センターの須郷センター長と岡山大学研究推進機構の産学官連携コーディネータ河野さんの2名。銘建工業の中島社長と瀬崎さんが遠路真庭市から参加して下さった。皆さん、ありがとうございました。その後体調不良の知らせはなく安堵している。 
・人材育成事業
 @山陽人材育成講座:8月末までに、出前7を含む48講座を実施し、延べ受講者は1238名となった。 年間見通しは、102講座、受講者2783名とコロナ前の水準を超える見込み。Aアドバイザリーボード(AB)会議を美和事務所で開催。講師9名(2名はリモート)と職員4名が参加。対面講座再開について意見交換、懇親会開催。A岡山産業安全塾(鈴木先生)のリモートシステム・サポートを今年も受託し第一回を支援。B人材育成室(4名)事務所移転:7月28日(金)に水江研修室隣接場所(水江170番地松平コーポ)に移転した。電話・ネットを新設、複合機を移設して業務開始。新住所、新電話等はHPやメール等で周知する。【基本事業(2名)は、来年3月まで美和に留まる予定】
・当事務所のお盆休みは 8月11(金)~15(火)とします。
“日本のiPS細胞研究がピンチ”
 「山中伸弥先生(2012年ノーベル医学・生理学賞)の講演とシンポジウム」が9月3日に倉敷市民会館で開催される。倉敷中央病院100周年記念事業の一環である。千載一遇の機会であり、山技振としても多くの方に参加して頂きたく広報に務めた。中高大学生など若い方には特別の記憶として残ると思う。友人知人の御子息数名の中高生が参加してくれるはずである。山中先生がどんな話をしてくれるか大変楽しみである。若者にも我々にも夢と希望と感銘を与えることを切望している。しかし、この日を目前にして心配な記事を目にした。8月28日付朝日新聞1面トップの“iPS研究 猛追される日本”なる記事(2面にも関連記事)である。2面には、“この先は企業がカギを握る”とある。これに呼応してキャスターの辛坊治郎氏(何度もiPS研究所を訪れている由)は、「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演、日本のiPS細胞研究の存在感が低下していることに触れ、「日本政府が最先端研究分野に拠出する資金の額は海外の一民間企業とほぼ同じ。これでは勝負にならん。その結果として、新型コロナウイルス禍で我々が大量に接種したワクチンは海外製で、日本製は影もないという悲しい事態になっている。日本政府は、どこに税金を使っているんだ」と苦言を呈した。山中先生の現状は、研究に割く時間より研究資金集めに割く時間の方が多いのではないかと辛坊さんは心配している。現在の日本を象徴する出来事である。しかし、現実を振り返って見ると小泉内閣で「郵政民営化」とともに「大学法人化」が実現し、ともに、民間活力を導入して元気にするつもりであった。併せて、大学の運営費交付金と事務関係費については毎年1.5%程度削減し、その代わり「競争的資金」は増額するとの方針に切り替えた(減額時計は現在も動き続けている)。政府の科学技術関係費の額(4年間)は、12兆円→17兆円→23兆円→25兆円→GDP比○%(GDPが伸びないと伸びない)とスタートダッシュは良かったが途中で完全に失速している(増額時計は止まっている)。働き者の国民によって支えられた日本の経済成長も科学技術も踊り場に来ている。【kajix】

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