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2023年09月26日

行事予定

第74回化学工学コロキウム

開催日 2024年01月25日(木)
開催時間 10:45〜12:35(質疑応答、休憩時間含む)
開催場所 岡山大学津島キャンパス 共育共創コモンズ 講義室
さて、第74回化学工学コロキウムが、下記の日程で開催されます。皆様奮ってご参加ください。

                 記
1.日時
 令和6年1月25日(木) 10:45〜12:35(質疑応答、休憩時間含む)

2.会場
 岡山大学津島キャンパス 共育共創コモンズ 講義室
 (岡山市北区津島中3-1-1) 交通案内はこちら

3.講演テーマ
 「データサイエンスを応用した細胞ものづくりと産業的発展」
  名古屋大学大学院創薬科学研究科
  加藤 竜司 先生

4.概要
 近年の細胞科学の発展によって我々は、ヒト細胞を「どんな種類でも、いつでも好きなときに、どれだけでも自由に得ることができる」時代へと突入した。この結果、ヒト細胞は現在、細胞科学研究の対象材料としての役割を超えて、細胞治療の材料、創薬研究のツール、農薬・化粧品の安全性検証モデル、ひいては人工肉の材料として幅広い新しい産業的価値を生み出しつつあり、世界的に大規模な供給が期待されつつある。
このような「新しい材料」の価値や効果を社会還元するためには、『材料』があるだけでは足りないことが多い。材料を加工し、評価し、大量に製造するものづくりの技術があって初めて産業が発展し、その実益を社会が受け取ることが可能となる。さらに、ものづくりによって生み出された製品の価値が世界的に高まれば、産業はブランド力をもって国際競争力を勝ち抜くことが可能となり、材料は国のパワーとなる。
このような観点から考えたとき、この「細胞」というサイエンスから生まれた新材料の発展は、まだまだ始まったばかりである。なぜなら、多くの産業がそうであったように、細胞の製造(=細胞ものづくり)は、手作業と熟練者の感覚に極度に依存した技術であり、工業規模での生産とそれによる経済効果へとまだつながっていないからである。
演者は、このような細胞科学が日本の次世代産業となるために、日本のお家芸である「ものづくり技術」としての高度な発展が必要であり、特に人の感覚に依存している「品質管理」には、高度なデジタルトランスフォーメーション(DX)が必須になると考え、画像解析やAI技術を応用した「細胞のための品質管理技術」を研究・開発してきた。本講演では、「細胞ものづくり」の発展に向けたDXへの挑戦として、細胞という新しいサイエンスとインダストリーを繋ぐ品質管理技術としてのデータサイエンスの基礎とその応用の可能性についてご紹介する。

5.参加費
  無料

6.申込み
 令和6年1月15日(月)までに事務局までお送りください。
   (1)  E-mailにて申込みの場合
       「1/25(木)の第74回化学工学コロキウムに参加します。○○ △△ □□」
       (○は会社・機関名、 △は氏名、□は電話番号)
        を記載し、事務局宛てに返信して下さい。複数でご参加の場合、
        参加者 全員の氏名を記載してください。

   (2) FAXにて申込みの場合
       参加申込書をFAXにて事務局宛てに送付してください。

7.事務局
岡山地区化学工学懇話会事務局(担当:後藤、大谷)
   岡山大学大学院環境生命自然科学研究科内
   TEL/FAX 086-251-8083 E-mail:konwakai@optic.or.jp