サゴヤシデンプンを原料に使用した主食・栄養補助食品・食品素材です。高齢者食では従来ないおいしさ、栄養素、自然感も表現でき、水と加熱して練るだけといった食事の簡易性も追求。食事準備の手間を省き少量で必要栄養素・食欲を満たせる。増粘剤・植物性たんぱくを配合することで喉を滑りやすくし、凝集性が高まる点に着目。病院・施設・在宅での高齢者食で生じやすい低栄養・誤嚥防止に役立つことができる。国家規格である スマイルケア食のコンクール2020では食品素材部門にて審査員長賞受賞。加熱後冷やすことで増量するレジスタントスターチが、善玉菌の餌となり腸内環境改善につながるプレバイオティクス効果、レジスタントスターチから産生される短鎖脂肪酸生成(大腸のエネルギー源となることで便通改善、免疫力向上、アレルギー緩和)、低GI値の食品素材(血糖値の上昇スピードが緩やかにする)としても国内外で注目されはじめている。
原材料:米粉、加工でん粉、米澱粉、増粘多糖類、乳酸カルシウム、クエン酸ナトリウム
(加熱臼により米澱粉を糊化させながら水分を除去し乾燥させたα化米粉を使用。)
物性:
・冷水でも溶解
・弾力性・保水力に優れているため離水の少ないとろみを作る
・水分の保持力も高まり、米粉の弱点である老化耐性を向上
・加熱臼により米澱粉を糊化(α化)させながら製粉。その1部が加水分解してデキストリン化(糖化)しており、今までにない水に溶ける米粉を使用したとろみ剤となる
・従来のとろみ剤の代替ができ、理想のボディー形成に役立つ。
・熱を通すことなく、米本来の粘り・香り・おいしさを引き出せることに成功
・経時安定性、保水性に優れ耐冷蔵性・冷凍性も有す
・今までの米粉にない増粘効果を有し、曳糸性の小さい糊液となる
・ミルクに溶解して、ミルクゲルを作ることも可能
・低吸湿性でブロッキング(ダマ)や潮解(ダレ)を防止
・粉立ちが少なく作業性に優れている
・微量で高粘度となるが、口腔内でのべたつきは少ない
・吸水性が高く老化が遅い
・保水力に優れ、冷水に懸濁するだけで糊状となる
・そのまま食べてもおいしく、素材のおいしさを引き出せる
詳細情報
出展企業紹介
サゴデンプンを使用した栄養補助食品を製造。 喉に詰まらないお餅といった有りそうで無かった技術を有します。腸内環境改善による免疫力向上・低栄養・フレイル・誤嚥予防、嗜好品への食感付与等様々な用途に対応できる。
2025年 日本では団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となり、約2,200万人、国民の4人に1人が75歳以上という超高齢社会に突入。コロナ禍の食分野では次世代を含めたすべての人の健やかな生活習慣形成、免疫力向上、疾病予防対策が求められています。単独での食生活は食の欧米化や、ストレスの多い生活などで現代人の多くの人は腸内環境が乱れており、高齢者は窒息・低栄養・誤嚥性肺炎による死亡リスクを防ぐことが重要となる。サゴデンプンを使用して食事の手間を省き内容・形態等改良し本人、第三者(医療従事者・家族・親戚)の困りごと・手間も解決できる食品を製造。サゴデンプンの分解酵素であるアミラーゼによる口腔内のべたつきを抑えるコア技術に加え離乳食や介護食への応用技術、現在研究中のサゴ澱粉からの酪酸生成確立を目指しています。アプリケーション充実させ、食べることが健康につながり、少量で必要栄養素・食欲を満たせ、質と簡易性も追求して満足度を高め、低栄養予防・誤嚥防止・高血糖抑制・腸内環境改善・健康寿命延伸に役立てれるよう日々邁進中。
この事業は中小企業地域資源活用等促進事業の助成金と岡山県備前県民局、岡山県備中県民局、岡山県美作県民局の補助金を活用して実施しています。